3/30/2006

バー




先週、大学近くのバーに行って、タパスをつまんできました。このバーは以前にも行ったことがあって、バーのおじいさん(?)がとってもゆったりしていて、気持ちがよい人だったので気に入っていました。
さて、このバーは特におしゃれな部類に入るわけではないのですが、バーに並んでいるものはきちんと飾られていて、オーソドックスなものなのですが、どれも少し手を加えてあります。
まずコロッケはタラを使ったものものを頼んだのですが、ねぎを上にさして、ナシの形をさせているのです。生地はとてもなめらかで、揚げたてのアツアツで粋なサービスに満足していただきました。ここのナンバー1タパスです。
何 とこの日は、ステキなサービスに出会いました。友達と2人で学校の宿題をしていたところ、ウェイトレスが頼んでもないケーキを持ってきたのです。それは バーのおじいさんからのプレゼント!多分、私たちが見るからに外人で、特に私はいろんな質問をしたからか?または私たちがとても人懐こかったからか? まぁ、とにかく私たちは美味しいケーキに満足し、ぺろりと平らげました。
もちろんタパスも大切だけど、私は親切な店員がいるバーに惹かれ、リピーターになりたくなってしまいます。

3/29/2006

春の遠足 No2



お 昼はAYERBE(アイェルベ)という近くの村のレストランに行きました。その周辺で作られているワインは美味しいということで、最近では新聞にも取り 上げられたらしく、ちょっと話題のワインです。私はワイン通ではないので、どうこう言えませんが、酸味が少なくちょっと甘味が強いので、かなり飲みやす かったです。私にはそういうワインが今はちょうどいいです。
私が一皿目に選んだのは、赤インゲン豆と小鳥(何ていう名前かわかりませんが、食用の 小さい鳥です)の煮込みです。スペインに似合わず、お店の人はそれを 頼んだ人に青唐辛子のピクルスが欲しいか尋ねたので、私はもちろん”はい!”と上機嫌で答えました。確かにその1品は重いので、ちょっと刺激があるといい なぁと思っていました。唐辛子はきちんと辛く、美味しくそのお皿をいただけることができました。もちろん、一緒にいた人もどのくらい辛いか確かめようと、 ちょっとつまんだと同時に、ヒィヒィ言ってました。
さて、ここアイェルベには有名なパンがあるということで、その後パン屋に立ち寄りました。どこ でもそうですが、旅行スポットには必ずお土産がありますよ ね、特にそこでしか作られないことではないけど、とにかく何か買いたい人のためにあるみたいな。ここアイェルバパンもそんな感じでした。もちろん美味しい のですが、1つは卵をいっぱい使ったもので、ふわふわした卵パンみたいあ感じ、もう一つはアニス酒を入れて少し固めのものです。私はこちらのほうが好きで した。お父さん曰く、昔食べたアイェルベパンの方が美味しかったと言っていました。
さぁ、遠足を締めくくるのは”MALLOS DE  RIGLOS”(マヨス デ リグロス)です。平野に突然、岩が聳え立っているのです。その風景はまさ にテレビで見たことのあるような、大迫力!まさか、現にこの目で見ることができるとは思っていなかったので、感動でした。
日本人の観光客の少ないアラゴンですが、大自然大好きな人には、北のスペインのほうが面白いんではないでしょうか。

3/28/2006

春の遠足 No.1




この前の土曜日は1日かけての遠足に行ってきました。土曜日だというのに朝の7時半に起床し、朝食をとり、8時半に出発です。
最 初はロアレ城(Loarre)とい う映画の撮影に使われたという有名なお城に行ってきました。ちなみに映画の題名は“The Kingdom of Heaven”で、日本語でどう訳されているか知りませんが、Orland Bloom,Liam Neeson,等の俳優が登場してるみたいです。私も見たことがないので詳しく説明できません。映画の影響もあって、便の悪いところだというのに、けっこ うな人がいました。入場料は2ユーロなのにガイド付です。それぞれの場所を分かりやすく、そして笑いを誘いながら説明してくれました。映画の中で油を捨て ているシーンがあったのか、何度も、現実は貴重な油を捨てるなんてもってのほか!と念を押していってました。
お城ももちろんすばらしかったのです が、私がもっと感動したのは、その周りの景色にあります。そこは“HUESCAの鍋”と呼ばれているところにあって、周りはだだっ広い平野が広がっている のです。今の季節、麦畑は緑に染まり、アーモンドの木の花は満開(桜の花によく似ています)、景色は最高に美しい時期なのです。

3/27/2006

サマータイムの始まり

日曜日よりサマータイムが始まりました。1時間だけだけど、その差は結構大きいなぁと感じました。1日目はまだ体が慣れてないもんだから、前日と同じように行動していたら、何と時間がたつのが早いこと!
先週に引き続き、今回はお庭でVERMOUTを楽しみました。まずはお父さんに従って庭の草苅です。夏には2週間に1回、またはさらに頻度に芝刈りを行います。ここはお父さんのテリトリー、誰にも口出しはさせません。
日 本ではもちろんですが、もちろんココスペインでもこんなに広い庭を持っている家はそうありません。さらに、こんなに整備されているのは、ホントに貴重と言 えるでしょう。これからの季節、みんながこの庭に集まってきます。平日はおばあちゃんたちが縫い物をしたり、おしゃべりをする場に、夏休み、週末等はお昼 を食べたり、VERMOUTを楽しんだりと、一種のプライベートな公園のような存在です。

3/26/2006

RUMMIKUB

土曜の夜はなぜか決まってみんなでこのゲームをして過ごします。その名は”RUMMIKUB”、日本語で何て訳されているかは知りませんが、大きなおもちゃ屋にはあるんじゃないでしょうか。日本にないものはない!私は見たことはありませんが。
ルー ルはいたってカンタンですが、何故かはまってしまうんです。トランプと同じように13までの数字のシリーズが4色あります(全部で52個ではなく、同 じ色の数字は2組ずつ入っているような気がします、きちんと確認したことがないので分かりませんが)。それに加えてばばみたいなものが2個入っています。
ま ずは確認14個拾います。同じ数が違う色で3つ以上揃ったり、同じ色で数が3つ以上並んでいるものを1組として、その数の合計が30以上になれば、ゲー ムがスタートできます。揃わなければ、自分の順番になったら、さらにカードを1つずつ拾って、スタートできるまで待ちます。
テーブルの真ん中で、いろんな組の数が並び始めてくると、その並びを自分なりに帰ることができ、頭をつかいつつ、自分のカードがなくなったら上がりです。口で説明するより、やれば一発で分かるのですが・・・。私の説明では何が何だかわからないと思いますが、ご了承を。
まぁ、こんな感じで土曜の夜は4,5ゲームをして夜の1時くらいまで熱中します。結構みんな真剣で、この前は、眠気も手伝って、ちょっとかりかりしてました。いつになっても、勝負となるとちょっと構えてしまいますよね。

3/22/2006

TORTETA



以前MORCILLA(モルシーヤ)、豚の血とお米で作ったソーセージ、について話しました時に、このTORTETA(トルテタ)についてちょっと口に出したかと思います。先日ちょうど食卓に出たので紹介したいと思います。
はっ きり言って、私は基本的に好きではありません。なぜならモサモサしていて、それ自体に味がないからです。でも、この間のトルテタは違いました。 BOLATANAのお母さんの友達が作った自家製トルテタです。生地は柔らかくて、きちんと味がついているのです。こ れは誰もが”美味しい!”といって、一気になくなってしまいました。もちろん、美味しいといってもまだまだ、日本人には馴染みのないというか、その美味し さにはイマイチ納得できないかも。私も結局は2,3個で満足してしまいました。
ちなみにこのお母さんの友達、豚1頭を使って、家で全て手作りして いるのです。今は1年に1回くらいしかしないそうですが、昔はちょくちょく作っていたそ うです。トルテタのほかにも、たくさんの極太ソーセージ、チョリソーも貰いました。油がたっぷり、ジューシーでぺろりと気づかずたくさん食べてました。今 度、レシピを教えてもらうようお母さんに頼みました。もちろん日本で実現するのはかなり至難の業でしょうが・・・。

3/21/2006

IHクッキングヒーター



ま たまた家電について紹介したいともいます。日本でも今、IHクッキングヒーターについてのCMはよく見かけますが、まだまだ家庭には浸透していないと思 います。それ専用の鍋やフライパンが必要だったり、中華みたいな火が命の料理に向かないとか、理由はいろいろあると思いますが、ココ、スペインでは結構な 確立で見かけます。
1番の理由は掃除が簡単だからと、私の知り合いのスペイン人のお母さんは言っています。もちろん、最初は火力の強さに疑問を 持っていてなかなか買うまでの至らなかったそうです。でも、CMの影響や人のうわさで、コンロを買い替えるときについにIHに手を出してみました。今は、 ガスコンロより全然いい!と言っています。
そ れに反してBOLTANAの家族はまだまだガスコンロを愛用中です。お母さん曰く、買い替えの時は IHも入れたいけど、ガスコンロも残したいそうです。スペイン料理は日本料理に比べてものすごく油を使います。例えば、夕食はコロッケやから揚げなどの揚 げ物が主流ですから、毎日必ず揚げ物をします。油が跳ぶ跳ぶ、料理し終わった後は回りは油だらけです。それを見るとなんでIHが必要なのか納得できるよう な気もします。
さ て、この掃除の仕方ですが、言うまでもなくカンタン!です。料理をし終わった後に、他の場所と同じようにぞうきんで拭くだけです。料理中に何かをこぼし て、それがこげてこびりついていれば、カッターの先のような道具で、掃除用液体と共にカリカリと焦げを落とすだけ。ちょっとキリキリと、痛々しい音が気に なりますが、特にIHを傷つけることなくきれいに焦げがとれ、また元通りにつるっつるの表面が復活です。
私は個人的にやっぱりガスコンロ派ですが、掃除嫌いな人にはぴったりかも。

3/20/2006

パッケージデザイン



ど の国に行っても、スーパーを覗く人って多いと思います。何て書いてあるか分からないけど、とりあえずパッケージがかわいいから買ってみよう、で日本に 帰って空けたら、実は何だか何に使うのか、どうやって食べたらいいのか分からなかったりすることってあると思います。パッケージ買い、今の日本だったらこ んな言葉もすんなりと納得できてしまうかと思います。
さて、スペインにはあんまりステキなデザインが、残念ながら見当たりません。でも、幾つか目に付くものはあります。もちろんスペインプロダクトのものを紹介します。
私 が最近発見したパッケージで、その名も”BUENA SALUD”(健康に!)という偽物コーヒーのデザインです。このコーヒーはコーヒー豆を使わずオ オムギ、チコリを炒ったものからできています。まだ、試飲はしていないのですが、その味はコーヒーにかなり近いものだそうでう。昔、コーヒーが高かった時 代は、このコーヒーがよく出回っていたそうで、値段もコーヒーに比べて安いです。今は、健康のために(多分)、コーヒーに代わって飲んでいる人がいるよう です。
このパッケージ、結構かわいいですよね。すごく日本人に受けそうな気がします。写真を撮るために買って、スペイン人の家族に持っていきまし た。”パッケー ジがかわいいから買ってみた。”と言ったら、大笑いされました。ここ、スペインではまだパッケージ買いという言葉には縁がないようです。

3/19/2006

VERMUT(食事の前のお楽しみ)

土日のお昼はみんなで食べるということを以前にも話しましたが、その土日はこんあ習慣もあったりします。お昼前の小腹が空いている時、昼食へのつなぎにみんなで集まって軽くつまみを食べるのです。
先日の日曜日は家族の友達をお昼前にお招きしました。夏なら美しい庭で、日光浴も兼ねて、みんなで集まるのですが、まだまだ肌寒く、雨も降っていたため家で行いました。
用 意するのはたくさんの缶詰たちです。缶詰の主役はほとんどが、貝類やイカなどの魚介類です。イカだったらイカ墨漬けにしてあったり、少し辛目のソマト ソース、貝類はいろんな種類が出ており、主流はアサリ、ムール貝を多く見かけます。もちろん、アンチョビやサーディンも備えてあります。缶詰だからといっ て侮れず、メーカーにもよりますが、基本的にとても美味しくいただけます。私は普段あまり口にできない、魚介類に目がなく、いつもこれらを中心に楽しんで います。もちろん、生ハムや乾燥ソーセージ、チョリソーなども並べられます。つまり、日本でいうご飯のお供に代わって、ここ、スペインではパンのお供たち になる訳です。
準備はすごく簡単。缶詰はお皿に移し、ハムなどはお皿に並べて、テーブルに並べます。各自、自分のお皿は用意されません。それに代 わって、1人1人、ナプ キンが渡されます。机にある切ってあるパンをとり、それぞれ好きなものとって、食べればいいだけです。どうやって食べ物を取るかというと、ココで大切なの が楊枝です。お皿に並べられたものには楊枝が刺さっており、フォーク無しに食べることができるのです。そのまま口に入れてもよし、パンと一緒でも好しで す。ここでは、ルールはありません。
日本だったら、このままランチになるんじゃないかと思うくらい、みんな結構な量を食べます。もちろん、その後、ランチフルコースが待っているのだから、調子に乗って食べる訳にもいかないのです。

3/16/2006

セニョーラスは美容院好き



美容院に行ってきました。12月に一度行ったことのある、家の近くの美容院です。これはこれは良い機会と思い、承諾を得て写真を撮ってきました。
ス ペイン人の奥様たちにとってヘアスタイルをキープするというのはとても重要です。例えば、隣のお母さんは週に1回は行っているし、BOLTANAのお母 さん、おばあさんも同じように週1のペースで行っています。常に髪を切るわけではなく、髪を整えるだけだとか、パーマをかけなおしたりすることが多いよう です。もちろん、たまにイメージチェンジをしたりします、色を入れたりとか、カットの仕方を変えたりとか。
ここで、私の行っている(といっても2回だけですが)美容院について話します。
ま ず、髪を洗う機械ですが。日本と違って、あんまりいすの角度は下げません。もちろん、顔を隠すガーゼも無しです。ここのいすは、マッサージがついてい て、何気に気持ちが良かったです。髪を洗った後は軽く(ホントに軽く)水気を切って、タオル無しで鏡の前に座ります。日本みたいに服がぬれないようにとい う配慮はほとんどなく、切る時も小さなプラスチックマントのみです。つまり、膝まで隠さないので、切った後は私のズボンの上には髪がいっぱいくっついてい ました。
前にもやってもらった美容師さんだったので、とりあえず前のように簡単に切ってもらうよう言いました。この美容師さんにとって私の髪、太 くてまっすぐ、典 型的な日本人髪はとても珍しく、常にホントにまっすぐで美しい髪ねと言っていました。切っているうちに楽しくなったのか、(私の髪ははさみが簡単に通るそ うです)、前髪についての提案をされました。
”短く切ったら絶対似合うわよ、こんなにまっすぐなんだもん。”
というわけで、私も興味が あったので、思うが侭にしてもらいました。前髪は階段みたいに半分長くて、半分短いという、日本では4,5年前に流行ったような サイバーカットみたいになりました。美容師さんは大満足!おまけにたっぷりのじジェルで毛先をはねるようにセットされ、何となく、原宿の竹下通りにいそう な若者みたい、と思ってしまいました。
まぁ、その後自分で前髪は同じ長さに整え、そんなに悪くなくなりました。スペインにいるからか、ヘアスタイ ルがそんなに満足してなくても気にならないので す。数週間待てば、前髪なんてすぐ伸びるし、ワカメちゃんヘアも意外に学校にいる外人には好評でした。(お世辞も入っているかもしれませんが・・・。)

3/15/2006

SOBREMESA(午後のひととき)


週末はみんなで昼食を食べることがよくあります。前にも言ったとおり、スペインでは夕食より昼食のほうが重要です。BOLTANAでは日曜日のお昼はおばあちゃん、おじいちゃんと一緒にみんなでお昼です。サンデーランチがココにも存在します。
み んなで食べる楽しみの一つは食後のひとときに意味があります。もちろん食事中もみんなで話をしますが、食後のコーヒーと甘いものが加わると、話がもっと 密になるのです。たとえば、お母さん、娘たちともなると娘たちの恋人についてや、お母さん、おばあちゃんの若かりし日々についての話が始まります。あんま りスペイン語が分からなかった時、席を立って、お父さんたちとテレビを見ようとしたときがありました。そしたらお母さんにこれは"SOBREMESA" (ソブレメサ)と言って、食後みんなで話す時間だから、席についてなさい、と注意されました。そうです、特に話がなくてもある程度の時間はそこにいなけれ ばならないのです。ある時は昼食が3時から始まって、6時くらいまで席に居座っているときもあります。
でも、こののんびりした時間が家族や親戚と一緒に過ごす大切な時間なのです。

3/14/2006

食器洗浄機


日本ではまだまだ食器洗浄機は浸透してませんが、こちらでは共働きが多いせいか、食器をたくさん使うせいか、たいがい多くの家庭で食器洗浄機を持っています。
この食器洗浄機を知る前は、洗浄機を使うくせに洗う前にスポンジで汚れを落としてから出ないとだめとか、きれいに洗えてないとか、あまりいい印象をもっていませんでした。でも、今では、将来、家庭に是非1台は欲しいと考えています。
今お世話になっている家庭にある食器洗浄機を紹介します。BOSCHというドイツのブランドをよく見かけます。さすが、ドイツ製品、どれも機能性、デザイン性にすぐれています。
だいたい、4人家族で1日1回の働きで充分です。皿から油でギトギトの鍋まで、本当によく働いてくれます。
ただ1つ問題は、食器洗浄機対応の食器をそろえなければならないことです。でないと、たとえばコップのガラスは白く濁ってくるし、お皿に模様は薄れてしまいます。

3/10/2006

TAPAS

先日のモダンタパスバーの続きです。
こ れはトマト尽くしのタパスです。下から、生トマト、山羊チーズ、ドライトマトの揚げたもの、緑のトマトジャ ム、ウォールナッツ、そしてバルサミコ酢のカ ラメルです。日本では山羊チーズはまだまだ浸透してないような気がしますが、これは柔らかくて酸味が強いチーズです。こちらではよく甘いジャムと一緒に出 されます。また、少し温めてると酸味が薄らいで食べやすくなります。このトマト三昧タパスの組み合わせは是非トライしてみてください。トマトジャムは日本 で簡単に手に入るか分かりませんが、トマトトマトした味ではなく、ほんのりトマト味で、ジャムなのでもちろん砂糖入りです。先日はグリルした白身魚の上に かかってました。
二 品目はタパスというより、1品料理で少し高めだったのですが、にんじん&ほうれん草のムースにマンゴーのソースがけです。にんじんのムースのほうはあまり にんじんの味は出ていなかったのですが、ほうれん草の方は苦味がきちんと出ててマンゴーソーズとの甘味&酸味とよく合ってました。とっても上品な1品でし た。マンゴーではなく、オレンジのソーズでもいいかなと思いました。

3/09/2006

TAPAS



今日はザラゴザのクリエイティブなタパスを出すバーに行ってきました。見た目も凝っているし、使っている素材もバルサミコ酢やドライトマトなどのちょっと癖のあるモノだったりして、他のバーと比べてちょっと雰囲気も気取った感じでした。
ま ず、ここのバーで人気な1品、エビフライに3種のチーズディップです。3種のチーズと言ってもくせがほとんどなく、とても食べやすいです。これは説明する 必要なく、だれでも美味しいと想像できるかと思います。私には、ちょっと一味足りないような、ブルーチーズのような少し強みのあるチーズを入れるともっと 美味しくなるような、また、エビフライももう少し何かスパイスを付け加えてもいいような気がしました。
タパスのほうはというと、下はしっかり揚げ たパンにガーリックオイルがたっぷりかかっていて、その上に、トマト、緑オリーブのみじん切り、ツナ、オーブンで火を入れられたナス、チーズが2種、そし てカリカリに揚げたベーコンです。最後にオーブンで少し火を入れていて、チーズがとろけつつ、上はカリカリでした。これはかなり豪華なタパスです。揚げた パンを使っているタパスを食べたのは初めてだったけど、ナスとの相性がばっちりで、これもありだなと感じました。

3/08/2006

一人旅 in PORTUGAL(No.2)

今 日はポルトガルで行ったレストランでの発見を話したいと思います。前にも言いましたが、私は地元の人が行くような、気取ってなく、安くて美味しいお店を 見つけるのが、旅行の醍醐味です。ポルトガルでも1つ、とっても素敵なレストランを発見してしまいました。店の外には手書きで書かれたメニューが貼って あって、もちろんポルトガル語のみです。中をのぞくと中年の人たちがたくさんいるので、これはもしかしてとお思い、思い切って入ってみました。中にはカウ ンターと小さな机が二つ、全て埋まってました。入 り口近くのお兄さんが食後のコーヒーの段階だったので、席を譲ってくれました。まずは、メニューを読むこ とからです。とにかく、ポルトガル語のみだし、手書きで読みずらかったので、隣のおじさんに聞いてみました。スペイン語は話せなかったのですが、ゆっくり とメニューを読んで、何とか説明しようとしてくれました。幾つかの言葉はスペイン語にすごく似てたり、英語にも似てる言葉もあったりして、理解できるもの もありましたが、何を頼んでいいか迷い、結局何が代表的か聞きました。1つすごく気になったメニューがあって、”ポルトガル風〇〇〇”というのです。豚 肉を使った料理みたいで、ポルトガル風なんだから特別なんじゃないかと思い頼もうとしたのですが、周りのみんながタラがすごく美味しいというので、結局タ ラを頼みました。ちなみにポルトガルといえばタラ、といわれるほど代表的な魚です。スペイン人の友達にもポルトガルから帰った日にタラは食べたかと聞かれ ました。
まず、だいたいレストランではパンとちょっとしたおつまみを出してくれます。これは食事に込みなのかと思ったら大間違い、手をつけたらそ の分、お会計されます。でも、気になるほど高いものではありません。スペインではお昼はだいたいセットメニューが主流です。飲み物、前菜、メイン、デザー トまで込みですそれに反してポルトガルではセットメニューというものをほとんど見かけませんでした。まずはみんなが飲んでいた赤ワインを頼みました。コッ プにぎりぎりまで注いでくれて、かなり大胆です。私は前菜にスープを頼みました。そのレストランでも1ユーロ程でスープがあって、ここではミネストローネ みたいなやさしい味のスープでした。さて、メインはというと銀皿に2人分はあるんじゃないかと思われるくらいの量が出されました。タラのフライと付け合せ に揚げたじゃがいも、トマトとレタス、玉ねぎのフレッシュサラダが載っています。これはポルトガルでは一般的で、だいたいのメインには常にじゃがいもとサ ラダが一緒にのっています。日本人の女の子だったら、2人で1皿で充分おなかいっぱいになれるかと思います。タラは身が引き締まっていて、上にかかってい たトマトソースと一緒に、とても美味でした。デザートにはカウンターからみえた焼きりんごをオーダーしました。見た目より甘くなく、お腹いっぱい食べたは ずなのに、ぺろりと食べれてしまいました。仕上げにエスプレッソを頼み、こんなステキなレストランを発見した自分とステキな食事に満足でした。
お店は常にいっぱいの人で席は埋まっていて、定連さんらしきサラリーマンの人はカウンターの端っこで、空瓶ケースをいすにして食べてました。ちなみにここでの食事は全部で8.75ユーロ(約1300円)でした。

3/07/2006

一人旅 in PORTUGAL(No.1)

先日、週末を利用してお隣ポルトガルへ一人旅に行ってきました。ここサラゴザからは直通で夜行バスがあり、途中途中休憩時間をたっぷりとりながら、トータルで約15時間かけて行きました。若いうちにしかできない技です。
ポ ルトガルには4日間滞在しました。一人旅の楽しさは好きな所に好きな時に、誰にも構わずに行動できるところにあります。いつでもそうですが、私はとにか くステキなお店や安くて美味しいレストラン、カフェを発見するのが大好きです。そのためにも、とにかく1日中歩き回ります。今回は英語のほかにスペイン語 も手伝ってコミュケーションに困ることがほとんどありませんでした。一般的に店員さんや若者は英語が話せます、またローカルな場所やちょっとお年のいった 人たちとは、こちらはスペイン語、あちらはポルトガル語で何とか会話が成り立ちました。
ポ ルトガルはまだまだ物価の安い国です。例えば、コーヒー 1杯(エスプレッソ)は55セント(約80円)、スペインはだいたい90セント(約130円)な ので、スペインの物価の約3分の2くらいでしょうか。スペインとは隣同士だけあって、似てるところもたくさんあります。今回はスペインのバーに値するパス テレリアについて紹介します。もちろん私はポルトガルに住んでいるわけではないので、私が見て感じたことを話します。町にはいたるところにパステレリア (Pastelaria)が存在します。スペインでもパステレリアがありますが、いわゆるケーキ屋さんです。でも、ポルトガルではもちろん焼き菓子も売っ てるのですが、カウンターには菓子パンがずらり、上の段にはコロッケのようなしょっぱい、つまみのようなモノを置いてあるところもありました。また、机が あるところでは、食事もできるように簡単な日替わりメニューを置いてあるところもあって、とにかく市民の生活の一部と化してました。ポルトガルの多くのお 菓子はカスタードや卵黄の濃厚なクリームを使っているような気がしました。卵が安いのでしょうか?
朝は毎日近くのパステ レリアに行って朝食です。店にはずらりと菓子パンが並んでいて、まずはぐるりとカウンターを回って気になるものを選び、カフェオレをオーダーしました。初 日は普通にスペイン語でカフェオレを頼み、普通のカフェオレを飲んだのですが、たくさんの人がコップに入ったカフェオレを飲んでいるので、2日目からは指 差して、そちらを選びました。ポルトガル語で何と言うのか知りませんが、多分普通のカップに入ったカフェオレよりミルクの量が多い気がしました。朝は定連 さんでお店は大忙しです。カウンターの中で働いている人は、どの人が何をオーダーするのか心得ていて、定連さんが来ると何もいわずにパキパキと用意してま した。ちなみにそこは店にいすがないので、全てカウンターで立ち食いです。また、いすがあるパステレリアでもカウンターで立ち食いする人をたくさん見まし た。
一つスペインと違った文化を発見したので、付け加えます。バーの下にはゴミ箱が設置されていて。手や口をぬぐったナプキンはきちんとそこに床ではなく捨てることができるのです。

3/02/2006

PAN con TOMATE

スペイン料理にはトマトがよく合います。夏はトマトは瑞々しくてホントに美味しいです。日本だったら、ちょっともったいないトマトの食べ方ですが、スペインの家庭でもバーでもよく食べられるトマトを使ったパンの食べ方を紹介します。
ま ず、フランスパンを2,3cm幅に切り、側面に半分に切ったトマトの断面を押し付けるように塗ります。家庭によってやり方もいろいろありますが、ここで は両面に塗っていました。トマトは惜しみなく、きっちりこすりつ けるのがポイントです。その後、塩を軽くふって、オリーブオイルをこれも軽くまわしかけま す。これで、完成です。食卓ではこれをどういう風 に食べるかというと、生ハム(JAMON)をのっけて食べます。これがすっごく相性がいいんです。生ハム の脂っぽさをトマトの酸味がかき消して、食がどんどん進んでしまいます。バーでも、1品料理が結構脂っこいものが多いので、このトマトパンを一緒によく頼 みます。料理ともよく合うし、そのままでも充分いけます。バーによっては皮むきしたトマトを角切りにしてのっけて出すところもありますが、スペイン人に とってはこれは邪道だそうです。余ったトマトは煮込み料理に入れたりして、最後まで使い切っちゃいましょう。
美味しいトマトとパン、そして生ハムやチョリソー等の乾燥ソーセージが手に入ったら、是非トライしてみましょう。

3/01/2006

CHOCOLATE con CHURROS

今 回は寒い冬には欠かせないホットチョコレートとそのお供になるチユロスを紹介します。ホットチョコレートと言っても、ココアとは違って、ホントにチョコ レートを溶かしただけのような飲み物のことを指します。ねっとりとしていて、かなり重みのある飲み物ですが、それ自体甘味は思ったほどないので、砂糖たっ ぷりのチュロスとの相性は抜群です。
さ て、もちろんスペインではそのチョコレートドリンク専門店があります。”CHOCOLATERIA”(チョ コラテリア)といって、大きな機械の中でホッ トチョコレートを作られていて、ホットチョコレートを頼むとその機械から直接チョコレートが出てきます。かなりアツアツです。どのチョコラテリアもチュロ スも作っていて、持ち帰りようい買っていく人もいました。ちなみに町にはもちろんチュロス専門 店の”CHURRELIA”も存在します。スペイン人曰く ホットチョコレートには必ずチュロスなのだそう。だいたい王道は2 種類で細い、日本でもミスドにあるようなチュロス、そして直径4,5cmはあるだろう極太チュロス、これは”PORRA”(ポラ)と言います。さらに、 ドーナツのような丸い形をしたもの、これは私もあんまり見たことはありませんが、”BUNUELO”(ブニュエロ)、または”BOLA”(ボラ)と呼ぶそうです。個人的には細いチュロスが1番のお 気に入りです。
さて、このホットチョコレート&チュロスの組み合わせ、スペインでは朝食として、 または おやつとして食べられます。時間帯によって、店にいる世代が違うの に注目です。まず、朝の時間帯は会社に行く前や、会社の休憩時間帯、軽食として来ているサラリーマンやOL達で賑わっています。5,6時以降のおやつの時 間帯はなんと、ほとんど全てのお客さんがおばあちゃん世代で、椅子に座って近所の噂話に花を咲かせてました。その時間帯、会社務めの人達はだいたいバーに 行って、タパスをつまみます。土日の朝早く、どの世代がいるかというと、10代20代の若者です。明け方まで、ディスコなどで踊りまくった後、お腹を空か せてきます。
カリカリのチュロスとどろっとしたホットチョコレート、日本人にはチョコレートのカップは小さ目を頼むとちょうどいいでしょう。