マチェドニア

日本では、フルーツにはあんまり手を加えず、そのまま食べるのが主流だと思います。私自身、小さいころは火を入れたフルーツが嫌いで、たとえば、りんごがごっそり入ったケーキや、ジャムまでも嫌いでした。フルーツは、そのままで、その甘みを楽しむのが一番、そう思っていました。
さて、ここはヨーロッパ。私が今までみて感じることは、とにかく甘さが大事!だということです。洗練されたフランスのお菓子屋を除けば、地元にケーキ屋さんに並んでいるケーキはとにかく生クリームたっぷりに、砂糖もしっかりとといった感じ。
そんな人たちにとって、フルーツもやっぱり十分甘いものが好まれます。たとえば、イチゴでも、日本のように甘さが少ないにせよ、その甘酸っぱさではそのまま食べることはまず、見かけません。じゃあ、どうやって食べるのかといえば、もちろん、甘くないものには砂糖をかけるのです。きちんと言えば、果物に砂糖とレモン果汁少量、好みで白ワインを少々、そして数時間ほっとくと、フルーツからじわじわと水分が出てきて、いわゆるフルーツサラダ(イタリア語でマチェドニア)の出来上がりというわけです。主流なのは、イチゴ、ベリー類、桃などですが、とにかく何でもOK。
この、マチェドニア、実はおやつには大活躍で、そのまま食べても美味しいのですが、アイスやヨーグルトに混ぜてもいいし、クレープやケーキの飾り付けにも最適。普通の食べ方に飽きた方は、是非試してみてください。

1 Comments:
ただ甘いだけのスイーツはいけません!
アメリカなんかのスーパーにある毒々しいケーキなんて、だれが買うんだろうと悩んじゃうね。井の中の蛙かもしれないけれど、日本人の繊細さはお菓子にも反映されてると思ふ。
けど、じつはファミリーパックのお菓子や、既製品が好きです。
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