ポルチーニ


7月の中旬くらいから、お父さんはちょくちょく山へ行き始めてます。なぜなら、今はきのこ狩りの季節だからです。最近では、行く度に3,4キロはとってきて、それをおばあちゃんが綺麗に処理して、という作業の繰り返しです。
日本でもよく知られているこのきのこ、多分高級スーパーだったらあると思うけど、私は生で見たのはこれが初めてでした。高い高いといわれているけど、実際自分では買ったこともないから分かりませんが、あまりにも頻繁にお父さんが取りに行くもんだから、今ではその重みが欠けてきたような気がします。でも、もちろん、いつ食べても美味しいから、私は飽きることはありませんが。

そんなに取ってどうするの?というと、きのこに火を入れて、小分けにして冷凍にするのがこの家のやり方です。 とにかく、この家では、冷凍庫へ、が基本です。スペインでも思ったけど、多分田舎暮らしの人にとって大きい冷凍庫は必須のよう。肉でも、魚でも、そして野菜でも、新鮮なものがたくさん手に入ったときには冷凍庫に運ばれます。
乾燥して、保存する方法もありますが、何でもここの気候は乾燥するのに適して折らず、あまりうまくいかないんだとか。でも、来月の私の帰国のためにと、ただいま挑戦中。
新鮮なポルチーニのあるときは、きのこを薄く切って、これまた薄くスライスしたパルメジャーノをのっけて、塩と胡椒をかけて、きのこのカルパッチョに。贅沢だけど、私はこれがあまり好きではありません。後は、きれいなきのこの帽子があったら、衣をつけて揚げ物に。そして、オリーヴでいためた冷凍用のきのこは、クリームを加えてパスタに和えたり、またはリゾットにそのまま使ったりします。
最近では、毎日のように食べてる気がします。何でも、きのこを食べ過ぎると肝臓によくないんだとかで、今では家族はちょっと不満をたれています。でも、私はそんなこと聞いたこともないし、美味しいからいつでも私がみんなより、食べてるかも。
