2/22/2006

うさぎ

ヨーロッパに旅行したことある人なら口にした人もいるかと思いますが、スペインでは日常の食事として一般の家庭でも良く食べられます。味は鶏肉に似ていますが、もう少し脂が乗っている気がします。スペインではよく煮込み料理として調理されます。
さ て、お肉屋ではどう売っているかというと丸ごと1匹そのまんまの姿で並んでいます。スペインではお肉屋さんもまだまだ町に顕在してますし、スーパーでもお 肉コーナーがあって、量り売りが一般的です。パックされてるものもありますが、見る限り、お肉コーナーで注文するのを好む傾向にあるようです。日本と違っ て、ここお肉の消費量が多いせいか、ほとんどの部位のお肉も手に入れることができます。
さて、先日、子牛のヒレ肉を4切れだけ買いにPIALPの お肉屋さんへ行きました。スペイン全般に言えることですが、お店ではどんなに列ができていても、店員さんはあせりません。そのお肉屋さんには、カウンター にはお母さんが1人しかいませんでした。店は小さいですが、お客さんはお昼前ということもあり、4,5人いたと思います。各々注文が多い上に、それぞれの お肉はもともと準備されていないので、例えば、ステーキ用だとお客さんが言えば、その部分を切り身にします。ちなみにうさぎは家庭ですぐ調理できるよう目 玉と口部分を切り取ってくれます。というわけで、1人1人の費やす時間は大分か かります。さらに、そのお母さんは止まることもなく、常にしゃべり続けているのです、もちろん手も動かしてました。日本だったら、お客さんは怒って帰って しまいそうですが、みんな気長に待っているのです。私は結局30分以上はそのお店にいたと思います。時間に余裕があるのか、もともとそれぐらいかかるのを 予想して来ているのか、日本ではほとんど見られない光景なんではないでしょうか。