2/16/2006

ALQUEZAR


先 週末、いつものように近くの村にみんなで遠足に行きました。ここ(多分スペイン全土に言えることだと思いますが)には、多くの村が点在しています。ま た、それに通じて、細い道がいくつも山の中にあるので、今日はこの道で、またある日は違う道でと毎回違った道を通って、違ったところに行っています。もち ろん、都会からきた人には迷ってしまうこともありますが、さすが村出身のお父さんはどの道、どの村も完璧に把握しています。
さて、ここ ALQUEZAR(アルケサ)にはもともと多くのアラブ人が住んでいました。歴史を知っている人なら分かっていることですが、ここスペインには ある時期アラブ人がスペインの大部分を支配していたので、多くの場所でその面影を残しています。このアルケサという村の名前もアラブ語から来ています。何 でもこの村は半月の形をしていて、どの家も太陽の方向を向いているそうです。村にある建物全てが同じ黄土色なので、昼間はちょっと黄金の町みたいに見えま す。
お昼は、行きつけのレストランへ。ココはメニューは一応表に出されているのですが、こちらから選ぶのではなく、その日あるものを出してくれま す。その量が 半端なく多かったのに、みんな唖然でした。最初にチーズやハム、チョリソーなど、次に店特性のカネロネ(四角いパスタをまるめて中にお肉を入れたもの、ま た今度紹介します。)をフリットにして揚げたもの、さらに白インゲンとチョリソーの煮込み(家庭でよく食 べられる1品)、それに白身魚と卵、じゃがいもの サラダ風、メインディッシュに3種、ウサギ、子牛、そして子羊です。全て大皿でもってくるので、テーブルの上でそれぞれ取り分けます。最後にデザート、 コーヒー、そして最後の最後に小さなココナッツケーキももって来ました。もちろん、食後に何かリキュールも頼むことができます。聞いてるだけで、おなか一 杯になったのではないでしょうか。1人25ユーロ(3500円)と特別安いわけではありませんが、どれも美味しいし、飲み物、デザート全て込みな、その量 を考えれば、かなり満足のいく値段だと思います。