1/26/2006

スペイン人は辛いものが苦手

スペインというと地中海に面しているし、何となく料理もイタリア料理に似ているのではと思いますよね。実際、トマトを使う料理も多いし、食材もどことなく 似ているところがあります。でも、スペインには唐辛子を使う料理がかなり少ないという点で、イタリアとの大きな相違になるのではないでしょうか。
先日、日本から持って来たカレーのルーででカレーライスを作りました。辛さは中辛なので、少しぴりりとする感じです。夕食時、私の周りのスペイン人は汗を 流しながら、水をがぶがぶ飲みながら、それをヒーヒー言いながら食べてました。まず、第一に彼らはカレーを食べるのが生れて初めてでした。そう言えば、こ こZARAGOZAではカレー屋を見たことがありませんし、スーパーにもイギリスにあるような、レンジ等で温めるだけで食べられるカレーソースなんて、陰 も形もありません。結局、パンも一緒に辛さを我慢しながら食べてました。
スペインのバーでよく見られる1品に”PATATAS BRAVAS”というのがあります。揚げたじゃがいもにマヨネーズと辛味のあるトマトケチャプがか かったものです。多分、日本人にとってみたら、その辛さなんて感じないぐらいですが、よくお店で”辛味のないトマトケチャップで”と頼む人がよくいます。 そのくらい、敏感なのです。
スペイン全土の料理を全部知っているわけではありませんが、辛い物好きの人にはスペイン料理は少し物足りないかもしれません。