2/06/2006

SANTA AGUEDA

さて、今日2月5日はスペイン中の女性たちが胸騒がせる日になります。なぜなら今日は女性が外へ出て思いっきり羽を伸ばせる日だからです。
カ トリックのカレンダーには毎日、聖人の名前がついています。それぞれの聖人にはそれにまつわるお話があって、その話によっては、その聖人の生れた場所で はお祭りがあるとか、体のある部分について関係があると、その場所に何も起こらないように、その日に教会に行くなどします。2月5日は”SANTA  AGUEDA”(サンタ アゲダ)という女性の聖人の日です。彼女にまつわる話というのは、ある統治者が彼女に恋をしたのだけれども、彼女は聖人なのでそ れを拒否しました。怒ったその統治者は部下に彼女の胸(乳房)を切り取るように命令し、彼女は胸を失ってしまうのですが、その夜、SAN PEDROとい う聖人が彼女を救済し、胸を元通りにしてあげました。でも、結局それを知った統治者は怒って、彼女を焼き殺してしまいました。という訳で、この日は町じゅ うの女性たちが教会に行って、乳房が健康であるよう祈りに行きます。でも、いつからかこの日には、女性のために各種イベントが行われるそうになったそうで す。
さ て、BOLTANAでもこの日のために、大きな夕食会が開かれました。いつもなら、村の体育館ホールでされていたそうなのですが、なんと今 年は村にあ る、5星ホテルで行われました。出席者は村の住人、外からきた人合わせて、約200人でした、もちろん全員女性です。夕食はもちろん、どれも美味、サービ スも満点です。夕食時にはくじ引きで景品が配られたり、有名か無名か、物真似芸人がSHOWをしたりと、みんな大満足でした。さて、その後はバスで町の体 育館ホールに移り、ダンスタイムです。そこでは男性も待っていて、既婚者は待っていただんなさんと踊ったり、若者は若者でそこは出会いの場になります。結 局、ダンスは朝まで続いたそうです。これがスペインのお祭りです。もちろんこの日にちなんだケーキもあって、乳房の形をしています。またこれもクリーム たっぷりで、味よりも形を楽しんでいる気がします。
日本にもこんな日があったら、女性たちはどういう行動をとるんでしょうね?もちろんスペインで大の主役は40代50代のご婦人たちです。