2/21/2006

生ハム



ス ペインといえば生ハムですよね。でも、日本のスーパーで売られている生ハムを想像するかもしれませんが、それが全く違います。もちろん、ピンきりです。 聞いたことがあるかもしれませんが、1番高く、質の良いのはJAMON IBERICO(イベリアの生ハム)です。これはどんぐりを食べて育った豚から作 られています。私も何度か食べたことがありますが、他の生ハムも負けじと美味しいので、あえて高いこのハムを買うことはあんまりありません。例えば、ここ アラゴン州にはテルエル産のハムが有名で、イベリアハムに比べて、値段は半分ですが、とても美味しいです。私みたいに、あんまり区別できない人には充分だ と思います(ワインと同じです)。ちなみに、地元のお肉屋で売られているイベリアのハムは1?7000円ぐらいです。
さて、だいたい家庭ではお肉 屋で切ってもらってパックしてもらうか、もともとスーパーでパックされているものを買ったりします。でも、クリスマスなどに贈 り物として、足丸ごとのハムを贈られることがあります。また、生ハムが欠かせない家庭では、常に足単位で買ってたりします。足丸ごとを食べきるには、ホン トに毎日食べてないと終わりが見えないくらいです。あんまり、長くかかると固くなったり、味が悪くなったりしてしまいます。また、生ハムを美味しく食べる ために、良く切れるナイフが必要です。
さて、写真はいつもお世話になっている家庭のキッチンです。この生ハムはクリスマスプレゼントとして贈られ ました。でも、毎日食べるたびに切ります。外の 皮は揚げて食べると美味しいし、骨は後にスープのだしとして使われるので、結局丸ごと使い切るそうです。家庭では一応、1ヶ月以内に食べきったほうがいい そうですが、もちろんそれはかなり難しいので、少し固くなってきてしまっています。
レストランやバーでもこの状態を見かけることができます。生ハムは機械で切るより、ナイフで切るほうが美味しいそうです。