9/22/2005

美味しいものにありつくために

スペインに来て約2ヶ月になります。ある程度ボキャブラリーも増え、スペイン人と少しなら会話もできるようになってきています。さて、今すごく大事だなあと感じていることがあります。それはレストランでの、メニューを理解できるようになることです。
最近レストランに連れて行ってもらう機会がありました。ランチなのでそんなにメニューもないのですが、やっぱり意味がわからないものが何個かありました。 今はいつもスペイン人と一緒なので聞くことができますが、全部はさすがに聞けません。とりあえず感で選んで、どんなものか確かめている状況です。他の人の お皿を見て、”あぁ、それを頼めばよかった・・・”と思うことが何度もありました。例えば牛肉、豚肉などの言葉を知っていても、メニューにはその部位でか かれていたりすると、それが何のお肉だかも想像できません。こないだはあるお肉料理を頼んだとき、スペイン人の友達が説明してくれたのでそれが何のお肉だ かは分かったのですが、出されたものはそのお肉のフライでした。何でも、そのお肉のその部位はいつも調理法はフライと決まっているそうです。だから、調理 法はメニューには書いてないんだとか。そのお肉の名前は忘れてしまったので、もう少し勉強後、メニューについて詳しくお話します。
でも、観光地でない庶民的なレストランにはもちろん現地の言葉でしかかかれていないメニューしか置いてありません。そういうところで食事をしたいなら、やっぱりせめてメニューの中の言葉ぐらいは学んどくといっそう楽しくなりますよね。

9/12/2005

日本人のイメージ

外国人にとって日本人というと、やっぱり”常にカメラを持って、至る所で撮っている”というのが今の時代でも深く印象づいています。私はこのイメージが好きではありません。だって、そうやって言っている人たちこそ、さらに写真を撮っているからです。
私は何回か外国人と旅行する機会がありました。例えば、あるスペイン人の子は写真の配置にとても慎重で、有名な建物の前で自分を入れて撮らないと気がすみ ませんでした。また、韓国人夫妻の時は、まさにカメラを首からぶら下げて行動してました。中国人は自分がきれいに写る角度、ポーズまで決まっていて、至る 所でカメラマンとモデルというふうに写真を撮っています。こうやって見ると、外国人のほうが執着が強いような気がします。
ここスペインでは皆が口を揃えて言います。日本人はバルセロナが大好き。特にサクラダファミリアには常に大勢の日本人でごった返して、写真を取り捲ってい る。私は夏に行った事はないので分かりませんが、冬に行った時はそんなに日本人がいるイメージがありませんでした。バルセロナはオリンピックがあったから もちろん知名度は高いし、サクラダファミリアなんて世界的にも有名だからバルセロナに行ったのなら、だいたいは行きますよね。
私はいつもこう返します。まず、日本人、中国人、韓国人等の区別がついて、それを日本人と言っているのか。それに、例えば日本を旅行するなら京都、イタリアならローマというふうにあまり時間がないなら有名どころを選ぶのではないのかと。

9/09/2005

SIESTA

スペインと言ったらSIESTA(シエスタ)という言葉を思い浮かぶ人も少なくないと思います。シエスタ、つまり昼寝という意味ですが、これはスペイン人 にとってとても大切なことだと言うことがこの頃感じています。日本人からしてみれば何て贅沢な!と思うでしょうが、まず時間の流れが違うので、それは文化 の違いと思ってください。
スペインでは若い人からお年寄りまで夜がとても長いです。そりゃそうですよね、夕食がだいたい9時ですから。今住んでいるお父さんは朝8時から3時まで、 多分ぶっ通しで働いて、昼食後は仕事が残っているときは戻って少し働きます。仕事場は隣村なので、車で10分くらい、昼食はもちろん家で食べます。お母さ んも仕事をもっていて9時から3時まで、週1回午後も10時まで仕事があります。仕事場は村内なので、お昼は家で。前にも言ったと思いますが、スペインで はお昼がメインです。だからファーストディッシュとセカンドディッシュとしっかりと食べます。その後はテレビの前でとりあえず一休みです。私は最近、その 時間にうとうとと気持ちよくなってしまいます。お母さんは眠いときはしっかりとベッドに行って小1時間くらいシエスタです。だいたい6,7時くらいからま た行動開始です。次の日の昼食の準備をしたり、隣町まで買い物に行ったり家のことをします。お父さんも仕事がないときは庭の芝刈りをしたりします。そして 9時、10時に夕食です。週末は友達たちと一緒に外に食べに行ったりして1時くらいまでゆっくりしています。
昼食後のシエスタがあることによって、午後また活発に動けるのではないでしょうか。それに、基本的に何事にものんびりしていられるのも、この時間があるからではないかと私は思っています。

9/05/2005

BOLTANA

随分と間を空けてしまいました。今、私はBOLTANAという村にいます。ホントはBOLTANA(ボルターニャ)のNはスペイン語アルファベットのエ ニェというNの上に並線がついたものなのですが、私のパソコンでは打てないのでご了承を。というわけで、今回はBOLTANAの宣伝を。
ここはだいたいバルセロナとマドリッドの中間に位置し、ピレネー山脈のふもとにあります。でも、気候は温和で冬でもそんなに寒くありません。ここは人口約 700人ほどのちいさな村ですが、今どんどんと新しいマンションが建っています。バルセロナやサラゴサに住んでる人が週末や休暇にここで過ごすためのいわ ゆる別荘みたいなものです。2年前に来た時と比べると、その速さは異常です。何でもここ数年で急に増え始めたそうです。1,2年前にこの近くに修道院を改 造した5つ星のホテルが建ちました。このこともBOLTANAの名を大きくしている要因していると思います。村は丘の上にある古いパートと国道沿いに栄え た新しい部分とに分かれています。マンションは主に国道沿いにどんどん建っています。古い部分は細い道がたくさんあって、小さいんだけれど、初めて歩くと 迷いそうなくらいです。
ここの生活はのんびりです。休日の過ごし方は、川で日光浴や泳ぎを楽しんだり、散歩といってちょっと森の中の小道を歩いたり。車があれば、周辺にはたくさ んの小さな村が点在しているので、ドライブついでにのぞいたりするのも楽しいです。冬はフランスにスキーに行くそうです。フランスには1時間もあれば行け ます。とにかく、道端にあるベンチに座っておしゃべりなんていうのも、よく見かけます。スペイン人はとにかく話し好き。
今は主におばあちゃん、おじいちゃん達と時間を過ごしています。どんなときも”TRANQUILA”(落ち着いて、ゆっくりやりなさいみたいな意味)と 言っています。おばあちゃんは教えることが好きなので、一緒にお得意料理を教えてもらっています。まだスペイン語は全然なので、充分に聞き取れていません が、おばあちゃんは聞き取れていないと、何度も説明してくれるので何とかなってます。今後、ホームページの方に載せてきますね。なかなかインターネットに よい環境に入れないので、更新もままならず。気長に待っててください。