8/23/2005

地理の大切さ

日本では自分の住んでる場所を説明するとき、よく東京から電車で何分とか、バスで何分とか、時間単位で説明しますよね。だから、千葉は東京から何km離れ ているなんて、私は考えたこともありませんでした。でも、外人と話す時、このことはあまり通用しません。彼らは細かく自分の国や街のことを説明してくれま す。例えば、自分の町はバルセロナから〇〇kmで、人口は何万人ですとか。「じゃあ、あなたの町は?」例えば千葉の説明をするとき、はっきり言って私は地 理は全くだめだし、千葉市に何人住んでるとか分かりません。とりあえず、「そんなに田舎ではないけど、東京ほど栄えてもいない。」と答えます。これでは、 全く通じないのです。「どれくらい東京から離れてるの?」「電車で30分くらいかな」「それって何km?」こんな感じです。私の中では、何人住んで、どの くらい離れているかなんてあまり重要ではなく、例えば、その町に電車は通っているのかとか、スーパーはあるのかとか、いかに便利かが一番知りたいポイント です。
でも、そんなに良く地理を知っている人たちでも、地図を読むのは得意ではありません。不思議ですよね。こんな話がありました。ある街に行ったとき、ここは 何人住んでいて云々と説明を受けました。高い塔に登ったとき、「じゃあ駅はどこ?、さっき行った所はどの方面?」と質問しましたが、結局分かっていません でした。街を散策する上で私が思う一番大切なことはそこに何人住んでるかではなく、どこに何があるかの方が重要であると思えます。

8/21/2005

ハンカチ

みなさんはハンカチをいつどんな時につかっているでしょうか?だいたいは手を拭いたり、または汗を拭いたり、上品な人はレストランに行ったときに膝の上にひいたりといった感じではないでしょうか?でも、やっぱりここヨーロッパでは一味違った使い方をするのです。
映画で見たことがある人もいるでしょうが、よく年配のおじさん方はハンカチをくしゃくしゃにしてポケットに入れています。そして、鼻をかむときによく取り 出して、またしまっています。ここヨーロッパでは、しょっちゅう人前で鼻をかんでいる人を見かけます。どのくらいの頻度でそのハンカチを洗っているかは分 かりませんが、とにかくその鼻をかんだハンカチでまた鼻をかむのです。女性でハンカチを持っている人はあまり見かけませんが、彼女たちはよくティッシュで 鼻をかんで、またポケットに入れています。欧米に行ったことある人は何で日本のようにティッシュが薄くないのか疑問に思ったと思いますが、私が思うに何度 もその1枚で鼻がかめるように丈夫なものが必要とされているんではないでしょうか。
トイレに行った時、ではみんなどうやって手を拭いているのか?ほとんどのトイレには手を乾燥する機械か、または紙タオルがおいてあります。一度山を上ったときに行ったバーでも、トイレットペーパーはないくせに、紙タオルはきちんと用意されていたのにはビックリしました。

8/15/2005

タパス

スペインに来て、まだスペイン料理について話していませんでした。スペイン料理というか、その文化に注目です。タパスというのは聞いたことがあるでしょう か?タパスというのはきちんとした料理ではなくスナックのようなものを言います。代表的なものを上げると、イカのフライ、パンの上にトマトとかのせたも の、ソーセージなどいわゆるお酒のつまみです。ここヨーロッパでは基本的に日本のように食べ物を何個かテーブルに並べてつっつきあうということはほとんど ありません。イギリスではだいたい、夕食後パブに行ってアルコールのみ飲むとか、イタリアでもバーに行きますがワインや軽いカクテルのようなものに、 ちょっとしたつまみで(といってもポテトチップスとか、フォッカチャとか)、それでおなかを満たすのではなく、レストランに行く前に一杯といった感じで す。でも、ここスペインでは日本の居酒屋のような習慣があるのです。レストランではなくもっとカジュアルなところで、メニューは前に言った通りおつまみで す。それを何個か頼んで、フォークでつっつきながら、ワインなどアルコールを楽しむ。日本人にはとても親しみやすい風習です。
これは有名ですが、スペインではお昼がメインです。3時頃1時間か2時間かかけて楽しみます。でも夜はその分軽く、チーズとかサラミ、サラダといった感じ なのです。だからだと思うのですが、タパスという習慣があるような気がします。そんなに食べなくてもお昼で満足しているから。

8/11/2005

男性の仕事

日本の男性を非難する訳ではないですが、とにかくスペイン人のだんなさんは働き者です。これもみんながみんなという訳ではありませんが、私の周りにはそういう人でいっぱいなのです。
スペインではだいたい共働きが多いです。だからかもしれないけど、例えば後片付け等は男性群がするのです。日本の典型的なお父さんのように、テレビの前で ただ座っているだけというのは見たことがありません。よくみんなで集まって食事することが多いのですが、食後は女性群はゆったり椅子に座っておしゃべり、 男性群はせっせと片づけやらで動き回っているのをよく目にします。
この現象を私はイタリアでも見ました。それは30前後の男性です。その家に一泊お世話になることになったのですが、夕食がとてもすばらしいものでした。前 菜、リゾット、サラダ何種か、とてもすばらしいもので、ワインとともにみなで楽しみました。そして極めつけは私(女性)のためにタオルを部屋に、ホテルの ようでした。彼らいわく、若いイタリア人の女性は料理をしないそうです。
どこでも共通なのが、みんな嫌々していないと言うことです。日本の女性もだんだん外で働くことが多くなってきましたが、まだまだ恵まれた環境にはありませんよね。でも、日本の男性もこんなふうになってくれたら、もっと働きやすくなるのではないでしょうか。

8/09/2005

ピザ

イタリアにいてピザについて言い忘れたことがありました。ベニスにいたとき、ランチにピザを食べる機会がありました。行ったことがある人は分かるけど、ベ ニスは観光客向けにたくさんのピザ屋があります。でも、どの店も店頭にあるのは、厚く、大きく切り分けられたピザが並んでいます。正直言ってあんまりおい しそうには見えません。でも、私たちがテイクアウトした店もいっけんそんな店のようでした。でも、実はそういう店にもメニューというものが、壁に貼られて いるのです。1枚確か、4ユーロぐらいだったかしら(600円くらい)、良く覚えてませんが、とても安かったです。それを頼むと店の奥で作り始めてくれる のです。つまりできたてのテイクアウトです!1枚直径30cmくらいの超ビックサイズ、とても薄いですが、それが一人前です。それをイタリア人はペロリ! 私は約半分でギブアップ。もちろんとても美味しかったです。ちなみに私が頼んだのは、マルゲリータ(ベイシックなトマトとモッツァレラ)です。ピザはアツ アツのうちに食べなければ意味がありません、カリカリとした食感を楽しむためです。だから、私が残したピザはもったいないけどゴミ箱行き、温めなおして食 べるということはほとんどしないそうです。
昨日、ここスペインのイタリアレストランに行きました。やっぱり本場とは違いました。大きさも小さいし、何が違うのか、トマト、チーズの量も少なく感じたし、少しカリカリ感も足りないような。でも、それでもやっぱりみんな大満足でした。

8/07/2005

スパゲッティ

イタリアにすごく近いスペインですが、スパゲッティに対する思いがこんなに違うとは思いませんでした。イタリアではもちろん昼、夜ともにパスタがでます。 小さい頃から毎日食べているからもちろん、フォークのみでうまく食べるし、必ずアルデンテに仕上げています。日本でいうご飯と同じ感覚ですよね。
さて、イタリアのすぐ近くにあるスペインですが、ここではあまりパスタは食べません。私は北にいるので南のことは分かりませんが。主はパン、そして有名な パエリアです。パスタはイタリアのもの、外国料理として扱われています。この数日私はレストランに連れて行ってもらう機会がありました。そこでファースト デッシュにスパゲティがありました。何人かがそれをオーダーしたのですが、その食べ方に注目です。まず、私はオーダーしていないのでただ見た目だけで思っ たことですが、茹で過ぎに見えました。でも、スペイン人は何の文句も言わず食べていて、結構満足しているように見えました。そして、それを先ずはナイフで 細かく切ってからフォークで食べるのです。フォークで巻くのではなく、切ってからフォークで食べるのです!日本人でもやりませんよね。でも、私はこの現象 をイギリスでも見ました。日本ではもうスパゲッティは食卓の一部になってきているから、人々はゆで方まで気を使うようになってきましたよね。でも、ここで はまだ異国のものです。
ヨーロッパに来て感じることは、こんなに国同士が近くにあるのに、あまり他の国の料理に興味がないことです。というか、自分の国の食べ物に誇りを持っているのだからかも。

8/04/2005

ドイツ人

30日よりスペインに入国しました。今は、JACAというピレネーのふもとの観光地で学校に行っています。
イギリスの時にはあまりドイツ人の学生を見ませんでしたが、ここはとにかくドイツ人の学生であふれかえっています。ちなみに私のルームメイトもドイツ人です。ドイツ人というと時間にしっかりとした、キレイ好きという印象がありますよね。まさに、私のルームメイトはそのまんまの人です。すべてがタイディで、私も少し気を使ってしまいます。そんなドイツ人にとって、スペインという場所はどういう風に感じるか。まさに正反対のところなのです。時間にはルーズだし、仕事振りもなんとなく気分次第みたいな。さらに、スペインの食事は昼食が3時、夕食が9時なので、その点も少し辛いみたい。
ドイツ人が英語が得意なのは有名ですよね。私は全くスペイン語ができません。だから、英語という言語にとても頼ってしまっています。もちろんルームメイトとも英語です。彼女はとてもきれいな英語をしゃべります。イギリス留学中は英語をしゃべらなきゃと極力日本語を話さないようにしてました。でも、今は日本語よりも英語に気をつけなければいけないなぁと感じています。自分の英語力が伸びるのはいいけど、早くスペイン語を身につけないとこれからのスペイン人との生活がどんなものになってしまうのか。ポーランド人の学生がいますが、彼はもうスペインに6ヶ月も住んでいます、でもスペイン語はあまりダメだそうです。それは英語をしゃべってしまうから。
ルームメイトの子は4週間のステイを2週間に繰り上げるそう。ここの生活には我慢できないみたいです。