1/31/2006

スペイン人は熱いものも苦手


先 日、辛いものが苦手という話を書いて、”そうだった、熱いものも苦手だったんだということを思い出しました。日本では熱いものは熱いうちにというのが一 般的で、すぐに食べられない人の事を”猫舌”というふうな言葉さえもあります。ココ、スペインではやっぱりちょっと文化の違いがあります。
スペイ ンではよく夕食の一皿目にスープが出ることがあります。とてもシンプルなもので肉や野菜からとったスープベースに細かなパスタを入れたものです。私 は基本的にアツアツが好きなので、湯気が立つほどに温められたスープには大喜びです、でも、周りでは、”熱すぎる!"、”やけどしちゃう!”などといって スープをかき混ぜながら冷めるのを待っている状態です。平気で食べてる私には変人の目です(これは少し大げさですが、かなりビックリされます。)。結局、 みんなぬるくなったスープに満足しながら、私が食べ終わる頃に食べ始めます。
コーヒーも同じです。良く好んで飲まれるのは”コルタド”といってエ スプレッソの小さなカップにミルクを少し足したものです(イタリアで言う”カフェマ キャート”とほぼ同じ感じ)、日本人だったら温かいミルクを入れてもらうのがあたりまえですが、まれにこちらでは冷たいミルクにしてと頼む人がいます、温 かいミルクではコーヒーも熱いので、すぐに飲めないからです。
日本ではホントにいろんな国の料理が手の届くところにある成果、どんな食べ物にも順応性がありますよね。辛いもの、熱いもの、私たちの舌は他の国の人と比べるとかなり発達しているのではないでしょうか。
6ヶ月目にして、友人の助けでやっとこさ部屋でインターネットができるようになりました。祈念に写真を、先日BOLTANAに雪が降りました。先週はヨーロッパで厳しい寒冷前線が上陸したのです。

1/26/2006

スペイン人は辛いものが苦手

スペインというと地中海に面しているし、何となく料理もイタリア料理に似ているのではと思いますよね。実際、トマトを使う料理も多いし、食材もどことなく 似ているところがあります。でも、スペインには唐辛子を使う料理がかなり少ないという点で、イタリアとの大きな相違になるのではないでしょうか。
先日、日本から持って来たカレーのルーででカレーライスを作りました。辛さは中辛なので、少しぴりりとする感じです。夕食時、私の周りのスペイン人は汗を 流しながら、水をがぶがぶ飲みながら、それをヒーヒー言いながら食べてました。まず、第一に彼らはカレーを食べるのが生れて初めてでした。そう言えば、こ こZARAGOZAではカレー屋を見たことがありませんし、スーパーにもイギリスにあるような、レンジ等で温めるだけで食べられるカレーソースなんて、陰 も形もありません。結局、パンも一緒に辛さを我慢しながら食べてました。
スペインのバーでよく見られる1品に”PATATAS BRAVAS”というのがあります。揚げたじゃがいもにマヨネーズと辛味のあるトマトケチャプがか かったものです。多分、日本人にとってみたら、その辛さなんて感じないぐらいですが、よくお店で”辛味のないトマトケチャップで”と頼む人がよくいます。 そのくらい、敏感なのです。
スペイン全土の料理を全部知っているわけではありませんが、辛い物好きの人にはスペイン料理は少し物足りないかもしれません。