

今日は午後から遠足に、BAGOLINOという村に行ってきました。
BIENNOからは山を越えないとたどり着けないところで、距離で言うと40キロしかないところなのですが、車で約2時間弱欠けて行きました。
というのも、途中の山道で私が車に酔ったためだからです。原因はやっぱり昼食後直に出発したためだとは思いますが、とにかく細くて嫌になるほどカーヴのある道なので、いくら綺麗なドライブコースとは言えどもどうしようもありませんでした。幸い、途中休憩後、車の中で熟睡して、最悪にまではいたらず、無事に到着することが出来ました。

この村のメインは丘の上の教会。階段をどんどん上っていくとあります。古い地区の至る所には水場があって、昔ながらの洗濯場のデザインがそのまま残されています。観光客がよく来るせいか、町の中がとても整備されているのが印象的でした。
町役場のお金の使い方によって、その町の印象はさまざま。たとえば、BIENNOは美しい町100選にも選ばれただけあって、毎年毎年、徐々にではありますが、町の至る所が整備されているようです。それに比べて、隣のBRENOという村では、BIENNOよりも大きく、住民も多いくせに、その道路の凸凹ようと言ったら、全くひどいものです。日本の道路ってつくづくきれいだなぁと実感します。

帰り際に、何気ないバーによってエスプレッソを一杯。そこはおじいちゃん達の溜まり場で、カード遊びに夢中でした。スペインでもそうですが、イタリアでもおじいちゃん達は常に、町のベンチにたまっておしゃべりか、バーにたまってカードゲームです。多分、田舎のバーだと特に何も頼まなくても、カード遊びだけをしに行くのもありみたいで、とにかくバーに儲けはあるのかと思うほど、長居しています。
このBAGOLINOという村にはBAGOS(バゴス)という有名なチーズを作っていることでも知られており、帰りに買って帰りました。お父さん達曰く、この一番美味しいBAGOSは、その村の人たちが各家で食べるように作ったもので、市場には出回らないんだそう。だから、普通に町で売っていても、本物とおんなじとは限らないんだとか。何で、有名かというと、何でもその牛はとってもいい草を食べて育ち、そのチーズを作る過程でも、サフランを使ったりと変わった手法なのだとか。値段も普通じゃなく、だいたい1キロ35ユーロ(約5000円)!!もするんです。チーズがあまり好きじゃない人には、少しきついかも知れないくらいの香りがあり、味は思ったほどきつくはありません。て、どうにもチーズの味はうまく説明できませんが、私は好きでした。